前回より引き続きでありますが、タイから日本へ一時帰国するにあたっては、日本入国だけでなくタイへ戻ってきた際のタイ入国手続きの準備も必要であります。
とりわけ重要なのは「ThailandPass」の申請と許可取得。特に事前に許可取得というのがハードルを高く感じさせております。
また、この「ThailandPass」の申請はWebフォームを通じて申請しますが、必要な要件を事前に全て準備しておく必要があります。
タイへTest&Go、つまり1日の待機期間で日本から入国するためには3つの要件が必要であります。
2回のワクチン接種証明
5万ドルをカバーするCOVID保険、またはタイ社会保険カード、あるいはタイ現地の会社からの社会保険加入証明レター
SHA Extra Plueホテルの支払い済み予約確認書
通称コロナ時代の3種の神器であります。
1.ワクチン接種証明については、タイ国内で接種しているのであれば2回目の接種時に会場で受領していると思われます。
なお、「ThailandPass」の申請時には「別途QRコードの画像も送信すると審査がスムーズ」とあります。
接種証明書に記載されていたQRコードがそれに該当するものと思われます。こっちが簡単だし。しかしながら、Warathai自身はちょっと勘違いしたというか同じワクチン接種証明でも「Interenational Certificate」の方のQRコードを提出したのですが、後述の通り特段問題はなかったようです。
2.例によって一番の難関のCOVID保険。普通に準備すると1年分の保険料ですし保険会社とのやり取りも発生。やはりタイでWorkpermitを発行され社会保険に加入しているのであれば、そちらで申請するのがベターであります。
なお、「ThailandPass」の申請画面上では社会保険のことなぞ全くコメントなく、COVID保険の保険証書番号と証書の画像提出を求められます。Warathaiは保険証書番号に個人の「社会保険加入番号」を入力し、保険証書の代わりに会社からの証明レターの画像を提出しました。
なお、会社からの証明レターは、会社のレターヘッドを使用し英文でWarathaiの氏名、パスポート番号、社会保険加入番号を記載しこれを証明する、と簡潔に書いたものに担当役員のサインと社印を記したものを作成しました。社会保険カードがあった方がやはりスムーズでしたが、当の社会保険事務所が発行に超時間がかかる、と面倒がっているのでこの手段しかないですね。。
なお、念のためスマホの「SSO Conect」というソフトを総務にインストール、設定してもらいこちらでも社会保険への加入実態が説明できるように準備はしております。
3.SHA Extra Plusホテルの予約は、まあ好きな方法で予約すればいいんですが、Warathaiがざっと調べた範囲では
(1)ホテルの公式サイトで、ピックアップ&PCRテストのパッケージを選択できるところはそう無さそう。(例えばジャスミンホテルは直接電話しろと書いてある。)
(2)アゴダの場合、検索フィルターで「外国人観光客受け入れプログラム」を選択できるので、こちらで対応ホテル、プランが選択可能。ただし価格表示が混在しており、ピックアップ&PCRテストの料金が含まれているケースとそうでないものがあるのに注意。
検索した最初の価格は安いのに、予約確定の画面で料金が+3,500バーツされるパターンがあります。結局、コミコミ5,000バーツが最低ライン。ここはタイ観光業界への支援と思って割り切りましょう。。
無事、3種の神器が準備できて初めてThailandPassの申請入力を進めていくことが可能になります。とはいえ、提出する書類データは画像ファイルを指定されていてPDFからJPEGに変換する必要があったり、QRコードはコードの画像だけに切り取らないといけなかったりと入力途中も作業を中断されることしばしばという難易度であります。
しかし晴れて入力を完了した結果、Warathaiのケース(12月16日申請)ではわずか40分後に「ThailandPass」の許可がおり提示用の書類PDFが送信されてきました。
以前は、最低3日間はかかる、1週間は余裕をもって申請を推奨とのアナウンスがありましたが今はコンピュータで審査の処理が自動でなされていると想像され、感心しております。日本への入国手続きでも、スマホでの事前入力とQRコードの提示でスムーズ化していくとの動き(12月20日開始予定)がありますのでこれからこういったノウハウが洗練されていく流れは、テレワークと合わせコロナ時代のもたらした大きな進歩かと思います(終)。
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