(前回のあらすじ)
性格も容姿もゴブリンなYちゃんは、人気嬢が続々増える今のKARAOKEで客が全くつかず、シンガポールへの出稼ぎ(特攻)を決意するのでした。
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という訳でしたが、まずはYちゃんの、今まで聞くに聞けなかった金銭的事情に踏み込んでいきます。
(1)Yちゃんが夜の仕事をする程に、必要な金額は毎月いくら位なのか?
(2)そして、それらの中に借金はあるのか?残高は今いくらなのか?
(3)病気の家族の面倒等、ファミリー関連でかかっている費用はあるのか?
大体この3点について、いつもは適当な英語ですが極力聞き間違いが無いよう注意して文章を練って、タイ語の単語を念押しでつけたり、絵をつけたりもして聞き出しましたので、概ね正確に聞き出せたとは思います。
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結果
(1)毎月20,000Bath必要(以前、外国送金させられた金額と同じですね。)
(2)借金はある。
(3)娘の学校の費用が多少かかっている。お母さんを定期的に病院に連れて行ってるが、これは問題のあるコストではない。そもそも、実家に1組、近所に2組お姉さん一家が居て、Yちゃん以外は普通の仕事をしているか主婦。
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やはり、借金はありました。
ので、その内容を詳しく聞いていきますと。
Yちゃん「借金の利息の支払いだけで、月12,000Bathかかっているの」
こんなにも、このスタンプがピッタリで切なくなる話は、未だかつてありませんでした・・・。
残り8,000Bathが家賃、娘の学費、生活費なら辻褄合いますね。
しかし、利息だけで月12,000Bath、日本円で約40,000円ですか。
ちょっとスゴイですね。これはWarathaiの手には負えないかもしれないです。
恐る恐る聞いてみます。
Warathai「借金の残高はどの位?やっぱり3,000,000Bathくらいかなあ?」
(利息が年率20%くらいと逆算しました。)
Yちゃん「え?意味が分から無いネー」
Yちゃん「借金の残高は、60,000Bath」
えっ??たったの、60,000Bath(約20万円)??
・・・・・・月利で 2 0 % じゃないですか!!
裏を取るため、タイの金利を調べてみます・・・やはり、銀行の個人貸出金利で年利20%いかない位(プライムレート7%+11%)。
タイでは民間金融、というか地元の名主が金貸しやっている伝統的なものが幅を利かしているようで、こちらだと月利5%。
Warathai「月5%が普通らしいけど、高すぎない?」
Yちゃん「それは銀行の金利ネー!最も、銀行なんて話を聞きに行った事も無いネー」
Warathai「・・・日本だと、月0.5%だよ・・・。」
Warathaiも昔はもっと駄目人間でしたので、カードローンのお世話になっていた時期もありました。でも年利6%で枠が取れてました。
そこから考えると40倍の利息・・・界王拳でも20倍までですよ??
まさか・・・WarathaiがせっせとYちゃんにお小遣い・休業補償として渡していたお金がまるっと以上、毎月12,000Bathも赤の他人に流れていたなんて・・・。
これは、怒りの外国送金発動ですよ!
(しばらく待てるそうなので、今度はインターネットの外国送金サービスを開設してみたいと思います。)
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はああ~~~(安堵)。
何か疲れましたが、Yちゃんの抱えてる問題は解決するのが簡単そうで良かったです。
もちろん、シンガポール行きは無しになりました。
今後も同じような事をやらかしそうですけどね・・・ゴブリンですから。
(終わり)
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